近年、副業ブームとなっていますが、在宅副業でCADオペレータをやってみようと調べている人が増えてきているようです
そんな方のために本業で10年以上3D CADを扱っている私の目線で在宅副業で使えそうなCADを紹介します
この記事ではAUTODESK社製の「Fusion360」というCADについてレビューしていきたいと思います
Fusion360の概要
Fusion360ってどんなCAD?
Fusion360はAUTODESK社製でCADソフト自体はパソコンにアプリを入れる仕様ですが、データは専用のサーバーに保存する形になっています
製品設計や製造向けに作られたCADなのでCAM機能や解析機能がついているのが特徴です
AUTODESK社の中でも低価格の製品で、この点もセールスポイントになっています
AUTODESK社ってどんな会社?
AUTODESK社はアメリカに本拠地がある会社で主にFusion360のようなCAD製品を作成販売しています
CADが普及していない時期にAUTOCADという2DCADの販売を始め、今でも主力製品となっています
他社製品に比べて全体的に低価格の製品が多いのも特徴です
Fusion360をレビューしてみた
レビューの結果
レビュー結果を簡単にグラフでまとめました
各項目については以下のような見方で評価しています
- CADの性能:企業で使われているレベルのCADと比較して性能面が劣らないか
- 使いやすさ:初心者でも使いやすい仕様になっているか
- 調べやすさ:コマンドの使い方がすぐに調べることができるか、または書籍があるか
- コスト:在宅副業に使える範囲の価格帯か
- スキルが身につくか:他のCADを使用することになった場合、扱い方が流用しやすいか
レビューの詳細
CADの性能
CADの性能に関してはクオリティは相当高いものになっています
解析機能がついているためここまで使いこなせれば個人で設計業務ができるレベルです
2Dに関しては多少劣る部分がありますが、ただ単に図面を書くだけであれば問題ないレベルです
使いやすさ
コマンドは名称もわかりやすくなっていますし、編集する際も手軽に修正することができるようになっています
ただし、アセンブリの使い方、ファイルの取り扱い、基本操作に多少クセがあるところがあります
慣れてしまえば気にならない程度のことですが初見ではつまずく可能性があります
調べやすさ
Fusion360は使い方が解説されている専門書が用意されています
そのため初心者でも使い方を習得しやすいCADといって問題ないかと思います
細かい使い方については本ブログでも取り上げていきたいと思います
コスト
Fusopn360は無料で利用することもできますが、基本的に非商用利用とななります
スタートアップ企業(従業員数10名以下、年間総収益10万ドル未満の企業 親会社を含む)であれば商用利用可のようです
解析機能の使用が制限されるため、詳細設計をするのであればライセンス契約するのがおすすめです
コストは年間71,500円程度で有料の3DCADとしては最安値に近いのではないかと思います
スキルが身につくか
Fusion360を使いこなせるようになればかなりスキルが身につくといえます
他のCADを利用する際でも使い方が近い部分が数多くあるためです
使いやすさのところでも紹介しましたが、使い方にクセのある部分があるので他のCADに乗り換える際には注意が必要なところがあります
まとめ
今回は副業に使えそうなCADとしてFuion360のレビューをしてきました
無償利用期間がある上に機能制限付きで無償利用できますので練習してから有料版で副業を始めるといったことも可能なのでおすすめなCADです
副業でFusion360の利用を検討される方のためにリンクを用意しております
ぜひAUTODESK社のサイトも確認して検討してみてください