工業系大学の学生さんや製造業の企業関係者の方は「CAD(キャド)」というワードを耳にすることが多いのではないかと思います
機械設計をする上でほとんどの場合3D CADが必要となりますので、これから学習される方はCADがどんなものか理解しておくことは重要です
機械設計を10年以上経験した者の目線で学習する方や初心者の方のためにCADがどんなものかをわかりやすく解説します
そもそもCADって何?
まずはCADとはどんなものか紹介します
CADとはComputer Arcade Designの略称です
これはコンピュータ支援設計と訳され、今までは手書きで図面を描いて設計していたものをパソコン上で設計を行うためのツールです
手書きの設計と比較して飛躍的に作業効率を向上させ、現在ではほとんどの企業がCADを用いて設計を行なっています
そんなCADには種類がありますので次の項目で紹介します
CADの種類 2D CADと3D CAD
CADは大きく2つの種類に分類されます
- 2D CAD
- 3D CAD
3Dというワードはよく耳にするかと思いますが、この3Dの『D』はDimensionalのDで、ご存知の方も多いかと思いますが『3次元』を意味します
次に2D CADと3D CADの特徴について紹介します
2D CADの特徴
2D CADは2Dの文字通り2次元で絵を描いていくことになります
イメージとしては手書きで図面を描いていたものをパソコン上で描けるようにしたものです
実際に私も練習で手書きの図面を描いたことがあります
ドラフターという定規付きの机のようなものを使って図面を描くのですが、線を描いたり線を消したりするだけで一苦労でした
それをコマンド1つで線を描いたりdeleteキーで簡単に消したりできます
しかも手書きではどうしても寸法に誤差が出でしまいますが、CADでは0.001mmの誤差なく描くことができます
手書きに比べて何もかも効率的に作業ができるようになっています
3D CADの特徴
3D CADはパソコン上で立体的な絵を描くことができます
イメージとしては図面に正方形を描いてその正方形に高さを持たせると立方体になります
このような流れで3Dの形状を作成して視覚的にどんな形状か一目でわかるようにできるところが3Dの強みです
初めて見る複雑な製品の図面だと機械設計経験者でも図面を一目見て全てを理解するのは至難の業です
それを立体的な形にすることで非常に見やすくなり、モデル形状の説明も簡単にできるようになります
作成した3Dを図面化(2D化)することもでき、ほとんどの3D CADには2D CADの機能もついています
まとめ
ここまでの内容を簡単にまとめます
- CADはパソコン上で図面を描いたり設計をできるようにしたもの
- CADには2D CADと3D CADがある
- 2D CADはパソコン上で図面を描けるようにしたもの
- 3D CADはパソコン上で立体を作ることができそれを図面化できる
3D CADは慣れれば誰でも簡単に扱うことができ手に職をつけることができるので、モデリングできるという技術を身につけるのはおすすめです
無料でも仕事で使われているものに近い3D CADもあるので独学で技術を身につけることも可能です
興味がある方はこちらの記事をチェックしてみてください
機械設計をする上で3D CADを使えるというスキルを持っていると役に立ちます
CADが使えるというだけで仕事ができたりするので興味があれば、ご紹介した「Onshape」を使ってみてください
ここで紹介した内容を参考にしていただければと思います
この記事を読んで頂きありがとうございました
今日はここまでっ