3D CAD初心者の方でこのようなお悩みをお持ちの方、いらっしゃるのではないでしょうか
- そもそもデータムが何かわからない
- データムをどうやって入れたらいいかわからない
- コマンドの使い方がわからない
CADの操作方法を調べるのにわかりにくいマニュアルを読んだり専門書を買ったりといったことをする必要はありません
このサイトでは機械設計に10年以上携わった経験を活かして3D CAD初心者の方やこれから始める方のために3D CADの基礎知識を紹介しています
基礎知識を身につけることができればどの3D CADでもモデリングできるようになります
まずは1つのCADを使いこなせるようになることをおすすめしていますので、みなさまのCAD学習のきっかけになればとおもいます
今回は「Onshape」というCADを使ってデータムの使い方を紹介します
データムの使い方
そもそもデータムとは何か
データムとは簡単に言い表すと「部品の基準」です
データムを使用する場合、「幾何交差」と呼ばれる普通の寸法とは違った寸法を入れる場合に使用されます
ちなみに幾何交差はその部品の中でも高い寸法精度必要な場合やいくつかの部品を組み立てた部品などに使用されることがあります
データムをわかりやすく解説されている記事を見つけたので詳しく知りたい方はこちらをチェックして見てください
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/0905/14/news089.html
データムの使用方法
今回は段付きシャフト形状をあらかじめ用意しておきます
このモデルに対してビューをあらかじめ用意しておいてください
ビューの作り方はこちらの記事にまとめてありますのでチェックして見てください
では図面にデータムを入れていきます
- データムコマンドをクリックする
- データムを入れたい形状をクリックする
- 任意の位置でクリックしてデータムを配置する
- 決定ボタンをクリックする
使い方としては寸法を入れる感覚とほとんど変わりません
とても簡単にコマンドを使用することができます
データムの製図的な使い方についてはおすすめの書籍を紹介しますので、ぜひ製図を学習してみてください
おすすめの書籍
製図初心者の方におすすめの一冊です
この本を一冊持っておくだけでよく使う製図のルールで困ることはほぼありません
私もこの本を職場でよく使っていました
こちらは機械設計をするなら持っておきたい一冊です
機械設計の辞書のような本で困った時にJISに基づいた正確な情報が得られるので重宝しています
本としては高額ですが持っておく価値は十分にあります
次のステップ
次のステップは穴寸法の便利な入れ方の使い方を学ぶという内容です
どのCADでも必ず使えるコマンドというわけではありませんが、穴寸法を指示するには非常に便利です
ぜひ、こちらの記事をチェックしてみてください
もう一つは製図を学んで頂くのが良いと思います
先ほどおすすめした書籍などで製図を学んでいただくとしっかりとした図面を描けるようになります
記号や寸法をひとつひとつ理解して素早く図面を描けるようになれば製図検定2級取得も見えてきます
ぜひスキルを高めていただければと思います
まとめ
今回はデータムの使い方を紹介してきました
データムは製図の中のでも特に難しい内容になってきます
データムを設定するには製品自体をよく知っておく必要があります
どこを基準にするべきかしっかり検討して設定できれば、幾何交差を使いこなすことができます
基本的に使い方は他のCADも同じですのでしっかりと覚えていきましょう
このサイトではまず1つのCADを使いこなせるようになることをおすすめしています
基礎知識を身につければどの3D CADでもモデリングできるようになりますのでみなさまのCAD学習のきっかけになれば幸いです
参考にOnshapeとスケッチについて記載しておきましたので、詳しく知りたいという方はチェックしてみてください
参考
使用した3D CAD Onshapeについて
「Onshape」というCADを使用して操作方法を紹介します
もし、練習用、趣味や個人利用のためにCADを探されている方はぜひアカウント登録をしてみてください
Onshapeがおすすめなのは高機能CADを無料で使用できるという強みがあるからです
登録方法と3Dのファイルの作成方法については他の記事にまとめてありますのでこちらを参照ください
「3Dの基準と基準の決め方」でファイルの作成方法を紹介していますので初めての方はご覧ください
3Dモデルとはどんなものか
3D CADにどんな機能があるか、3Dモデルにどんなものがあるかを別の記事で紹介しています
こちらのソリッド、サーフェスの項目を見て頂くと、3Dがどんなものかわかるかと思いますので興味があれば確認してみてください
3Dを作る前にスケッチを使えるようになろう
3Dを作る前にスケッチという機能で3Dの元になるワイヤーフレームと呼ばれる線のデータを作る必要があります
スケッチについて知りたいという方はこちらの記事をご覧ください
スケッチを使った簡単な図形の書き方
基本的な図形の描き方がわからないという方はこちらをチェックしてみてください
この記事を読んで頂きありがとうございました
今日はここまでっ